温泉水を飲む場合の注意点

日本は有数の温泉大国であり、全国各地に温泉スポットがあります。「温泉が趣味」なんていう方もいらっしゃると思います。

実は、「飲む温泉水」があることをご存じでしょうか。温泉を飲むことで、温泉に含まれるミネラルなどの栄養分を、体に直接取り込むことができるのです。

日本では、温泉を飲むという習慣はそれほど広まってはいませんが、ヨーロッパでは、温泉を飲む治療法があります。ここではまず、温泉水を飲んだ時の効果と、温泉水を飲む際の注意点についてまとめてみたいと思います。

温泉水を飲んだ時の効果

先ほども述べましたが、温泉水を直接飲むことで、効率よく体内に取り込むことができます。その泉質によりますが、慢性便秘、肥満、消化器病、糖尿病、胆石病、動脈硬化予防、貧血、リウマチなどに効果があると言われています。

また、温泉水に含まれるナトリウムイオンや、炭酸水素イオンなどの成分が、お肌に良くスキンケアにも効果があると言われています。最近では、温泉水の美肌効果を生かした化粧品も開発されるようになってきました。

温泉水を飲む際の注意点

温泉水は、私たちの体に良い効果を発揮してくれる一方で、注意点もあります。温泉水は、一つとして同じ成分のものは無く、様々です。したがって、何でもかんでも温泉水ならば飲めるということではありません。

例えば、火山ガスや火山による熱水が混入する温泉水に含まれるヒ素や水銀などの問題があります。各地の温泉水の成分を調査した結果、なんとその約半数の温泉水において、ヒ素が検出されています。ヒ素や水銀などが体内に蓄積されると、白血病や神経症状、呼吸器系癌などの中毒症状が発症する危険性が増します。ですから、温泉水を飲む場合は、このようなリスクも踏まえ、慎重にならなければいけないのです。

では、安心して温泉水を飲むには、どうすればいいのでしょうか。まず、飲泉設備以外の場所で温泉水を飲むことは避けて下さい。温泉水の成分によっては、飲んではいけないものも存在します。飲泉設備には、飲泉する際の適量などが記載されていますので、その記載を守って正しく温泉水を飲みましょう。記載がもし無ければ、大人は100cc、子供は50cc程度が適量です。飲みすぎると、食欲が低下したり、胃腸を痛めたりしてしまうことがあります。

温泉水を飲むことは、私たちの体に良い効果をもたらしてくれますが、一方で危険もあります。それを理解し、安全に温泉水を飲みましょう。

« 拡大するウォーターサーバーの市場 | ホーム | 水道水の塩素消毒の危険性とメリット »

このページの先頭へ