水の配達サービスはゴミが出ない?

最近、ウォーターサーバーの飛込み営業が企業に限らず個人宅にも及んできたと友人がやや興奮した口調で電話をかけてきました。飛び込み営業マンから見ても、家族の多い友人の住まいが賑やかに見えたからなのかは知らないのですが、単身者よりも家族所帯を対象にしたウォーターサーバーの営業はじわじわと増えているらしいとのことです(余談になりますが友人自身はウォーターサーバーのレンタルをしたいと言っていますが、夫や母親が難色を示しているとのことです)。

また、筆者の勤め先でもウォーターサーバーの借り換えがあり、これまでレンタル料+水代が月7000円台だったのが月2000円台未満の方に鞍替えしたことで、かなりの節約ができるようになりました。

昨年の東日本大震災と福島原発の影響で、水道水を使って米を研ぐなどの料理を控えるようになった人は意外と多いのではないでしょうか。実は筆者の家庭も震災以降、水道水を使わずに市販のミネラルウォーターで米を研いだり、コーヒーや紅茶に入れるお湯を沸かすようになりました。

水の情報をネットで調べたのか、「コンビニの水でもAは甲府の水らしいけどBは福島の水を使っているから絶対に買わない方がいい」とかミネラルウォーター1本を買うだけでも家族の注文が細かく閉口しています。いわゆるウォーター・ビジネスの加熱ぶりは家庭用レベルでも大きく展開しているのです。

JR駅に隣接する、都心にあるカメラの大型量販店の入口にはウォーターサーバーが置いてあり、試飲する水の味もなかなかのもの。味に感心していると「レンタル料は無料ですが、毎月かかるのはお水代だけです」という若い男性店員の元気のいい営業文句が横から飛び込んできました。確かにウォーターサーバーを設置すればお湯を沸かす回数も減り、ガス代がかなり抑えられるのではないかとも考えられます。

しかし、電気代はどのくらいかかるのか非常に気になりませんか?使用頻度にもよりますが、冷水・温水両用の場合では四人家族想定で約月1000円(一日33円程)前後の電気代がかかり、電気ポットの半分くらいだとも言われます。また、湯沸しの頻度や冷蔵庫の開け閉めなどの回数が減るなど、エネルギーの節約にはなるのではないでしょうか?

もう一つ、気になるのがサーバーに不可欠な水入りのボトルの行方がどうなっているかでしょうか。ウォーターサーバーのボトル回収については、使用済みのボトルを回収・再使用する「リターナブル方式」と、使いきりで家庭用ゴミとして捨てるのが可能な「ワンウェイ方式」の2タイプがあります。

水の種類によってボトルタイプも決まりが何故にあるのかはその理由と根拠は不明ですが、不純物を除去したRO水は回収型のリターナブル方式(回収されたボトルは繰り返し殺菌・洗浄して再利用される)、一方の天然水であるナチュラルミネラルウォーターは廃棄型のワンウェイ方式(ボトル内に空気が入らず衛生的とも言われる)と決まっているようです。

ゴミを出したくないという人には前者のリターナブル方式をお勧めしますが、ミネラルウォーターの消費量が多く、ボトルが回収されるまでボトルが家中にゴロゴロ転がっているのがガマンならないという人は後者のコスモウォーターのようなワンウェイ方式がお勧めです。安全な水に強くこだわる人にとってウォーターサーバーを我が家に迎え入れるのは、予想以上に簡単にできるのは大変喜ばしいことです。設置するスペースの広さなどの環境面や、水の味あるいは水の生産履歴などを総合的に考えた上でレンタルするかを決めていくのがベストと思われます、もちろん家族からの同意と了承はお忘れなく。

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